2023 Limited Ed. 11「メゾン ド ルレクチェ」

みなさんこんにちは、今月のダイアリーを担当いたします山田です。

9月の暑さが信じられないくらい最近は肌寒い日が増えてきました。外に出ると金木犀の香りが漂ってきて穏やかに時間を感じます。そして来月は11月。そう、私の推しの背番号の月です。もう今からワクワクして生きているだけで楽しいです。え、待って楓の時期って11月だよね。。11になった経緯は違えどそういうことなの、、????これもまた運命の悪戯、、??

話はそれましたが、11月のリミテッドは『メゾン ド ルレクチェ』です。

イメージは森の中にあるお菓子の家。シナモン、ワイルドカルダモン、トンカビーンズ、ジュニパーをバスケットに入れ蒸留し、主体となるジュニパーのパーツ、そして単品で蒸留しておいた新潟県産のルレクチェのパーツをブレンドして仕上げています。

前々からブラックカルダモンを使ってスモーキーなジンを作りたいね〜と部長と話しており、早い段階で11月の方向性が決まりました。

合わせる素材を話し合う中で、個人的に1番使ってみたかったトンカビーンズを使うことになりました。私はトンカビーンズの甘い官能的な香りがとても好きで、1度リミテッドに使いたいと考えていたのでとても嬉しかったです。(トンカビーンズとの出会いは友達の推しが使っている香水がきっかけでした)

トンカビーンズを使うことになり、スモーキーなジンとは方向性が変わりそうになったので、焼き菓子を感じさせるようなジンにしようということになりました。

焼き菓子っぽさを出すためにシナモンを入れ、森のような香りも欲しかったのでジュニパーもプラスでバスケットに入れることに。蒸留を開始したところ、とんでもなくいい香りが蒸留所内に広がりました。お菓子屋さんにきたような甘い香りで、蒸留していてとても幸せな気持ちになりました。

試作でブレンドをしたところ、いい香りなのですが最初が弱かったためルレクチェを少し加えることに。ルレクチェは【西洋梨の貴婦人】とも言われているように、芳醇な香りが特徴の西洋なしの一種です。1年くらい前に蒸留し保管してあったので、蒸留直後より芳醇な香りがよく出ていて少量でも存在感を出すことができました。

スモーキーなジンから焼き菓子のようなジンになったわけですが、本格的に寒くなる11月には相性がいい仕上がりになったのではないでしょうか!!ちなみに時間が経つにつれ段々トンカビーンズが香ってきて香りの変化も楽しめます。

Limited Edition11の販売は11月15日(水)12時から。

森の中のお菓子の家をイメージした『MAISON DE LE LECTIER』

モチーフを感じていただけたら嬉しいです。