みなさんいかがお過ごしでしょうか?今月のダイアリーを担当します山田です。
5月に入り色々と外での活動がさらにしやすくなりましたね。
5月7日に新潟県内のみでジンのソーダ缶が新たに発売になりました。持ち運びが便利な形になったので、ぜひこれからの季節のアウトドアやBBQのお供に楽しんでいただけたらな〜と思っています。県外の方もぜひ、新潟県にお越しの際は手にとっていただけますと嬉しいです^^
さて、今月のリミテッドは「スパイス料理にあいそうなジン」です。
プリンセスサリーやいちご、スパイス、トウヒなどを組み合わせて作り上げました。
「ビリヤニからインスピセーションを受けたやつ作りたいね!」という雑談がきっかけで今月のジンを作ることになりました。ビリヤニは食べたことがあっても実際に作ったことがなかったので作り方から色々と研究し、そこから合いそうなスパイス、お米選び、などなどが始まりました。
ジュニパーベリーのパーツとその他の10種類の単品でとったパーツをブレンドしています。ビリヤニの複雑な美味しさをどう表現しようかと考えた結果、このようになりました、、
今回、バスマティ米の代わりに使用したプリンセスサリー。プリンセスサリーというのはバスマティ米を日本の気候に合うように品種改良した品種で、ポップコーンのような特徴的な香りを持ちつつ、食感はバスマティ米の特徴を残したものだそうです。蒸留後に取り終わったアルコールの香りを嗅いだら、本当にポップコーンを想像させるような香りがそのまま出てきていたのでとても驚きました。
トウヒはケウラウォーターを表現するのに入れています。ケウラウォーターとはタカノキ属の花から抽出されたエッセンス水でビリヤニを作る際にも使用しているそうです。トウヒのフルーティーな香りが加わることで一段と華やかになった印象を受けました。
いちごは去年に引き続き、新潟県産の越後姫という品種のいちごを使用しています。
いちごを一緒に炊き込んで作られたビリヤニもあるそうで、そこからプリンセスサリーと香りの相性が良さそうということもあり、いちごが選ばれました。
今回はいちごメインのリミテッドというわけで、奥底の方でいちごが香るような作りになっています。
ミントやパクチーの代わりにはイチジクの葉を使っています。
最近のリミテッドは減圧蒸留でとったパーツを組み合わせているものが多いのですが、常圧向き、減圧向きとあり、それぞれを使い分けることで、リミテッドで表現したいものの幅が広がるような気がしています。と、同時に先月も書きましたが蒸留方法を悩むことが増え、かなり時間が惜しいです。
今月のジンの名前は「Pop Trip」。読み方はそのまま、ポップトリップです。
ポップコーンのような香りのプリンセスサリーが特徴的だったことと、配合が決まった時点で試飲した時に、どこの国かはわからないけど、旅で異国を訪れた気分になったことを組み合わせてこの名前になりました。なんだか語呂も良くて気に入っています。
発売は5月15日(水)12時から。
香り豊かな「Pop Trip」。ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか?