2024 Limited Ed. 04「The Modulation」

みなさんいかがお過ごしでしょうか?今月のダイアリーを担当いたします山田です。

4月に入り桜も咲き始め、本格的に春を感じられるようになってきましたね。実は4月1日から7日まで高田でドリンク販売をしていました。桜を見ながら販売なんて最高!!と考えていましたが咲き始めるのが遅く、ダイアリーを書いている今現在(4月5日)満開とはなっていません、、どうか最終日までには5分咲きくらいになってたらいいなと思っています。

さて、今月のリミテッドエディションはスパイスとオレンジが香るエネルギッシュなジンです。レギュラー品でもあるオレンジジンに5種類のスパイス、さらにレモンピールを加えて仕上げています。

オレンジジンのアレンジバージョンはいつか作りたいね〜と前々から話していて、どんなものにしたいかなどの構想はできていたので、スパイス選びは比較的早く取り掛かることができました。

バニラ、ナツメグ、グリーンペッパー、シナモン、カルダモンの5種類のスパイスは素材そのものの風味を抽出するために減圧蒸留で蒸留しています。

ブレンドまでは順調に進んでいました。しかし、ブレンドに取り掛かると想像と少し違う味わいになってしまい、そこからがとても悩みました。

オレンジパーツやジュニパーパーツを蒸留するときに使うベーススピリッツを前回のリミテッド同様に、蒸留回数を増やしたものを使用しているので、ベーススピリッツがニュートラルになった分、味や香りのつなぎになるところを補う必要が生まれ、ブレンドがより難しくなりました。その分やれる幅が広がりやりがいは高まるのですが、、悩むのに時間が取られすぎて一日40時間くらいになってほしい。

全体の味を引き締めるのにレモンピールをほんの少し加えたり、フィルタリングをかけたりと、いろいろ工夫を重ねた結果、オレンジの香りもしっかりありつつ、バニラの濃厚な香りやグリーンペッパーのピリッとした辛味をはじめとしたスパイス香るジンが完成しました。

なぜ、名前が「The modulation」なのか気になった方も多いかと思います。

読み方は「ザ モジュレーション」。音楽で音色が一時的に変調して得られるビブラートのような効果のことをモジュレーションと言うそうです。オレンジジンに少しアレンジを加えているところが、モジュレーションに近いのでは?と言うところからこの名前になりました。

今回のジンを試飲している時、とても邦楽を聴きたくなったのが印象的な出来事です。

私は普段好きなアイドルの曲しか聞かないのですが、今月のリミテッドを飲むと自然と少し昔に聞いていた邦楽やバンドの曲を聴きたくなって帰りの車の中はそんな曲を聴きながら思い出に浸っていました。

発売は4月15日(月)12時から。

みなさんもオレンジとスパイスでエネルギーチャージしませんか?