2022 Limited 01「ベルガモット」

はじめまして、YASO蒸留家の杉川です。
今年から新しくYASO蒸留家の日々の仕事を綴ったYASOダイアリーを開設しました。
YASO蒸留家の視点でジンやアブサンの製造風景など、月に1度ぐらいのペースで更新していけたらと思っています。

さて、初めての投稿となる今回は1月のリミテッドについてお話しします。

2022年第1弾のリミテッドは「ベルガモット」のジン。
今までもYASOのシリーズの中で幾度か登場したベルガモットですが、普段の生活の中ではあまりなじみのない植物かと思います。

ベルガモットはミカン科ミカン属の柑橘。
日本では果実として販売されることが少ないですが、香り高い表皮をもつ柑橘で
身近なところでは紅茶のアールグレイの香り付けや香水などにも使われています。

山田オリーブ園のベルガモット

使用したのは香川県小豆島の山田オリーブ園で育った有機・無農薬栽培のベルガモット。
オリーブ畑の片隅で育てているこのベルガモットは、葉がこすれるだけで香りが広がるのだそうです。
瀬戸内の風に吹かれてふわっとベルガモットが香る畑だなんて、本当に素敵です…

そんな美しい瀬戸内海に浮かぶ小豆島のオリーブ園で大切に育てられたベルガモットを今回のジンには贅沢に使用しました。

まずは、ベルガモットの皮の表皮の1番香りの強いピールの部分を1つずつ手作業で剝き、香りづけに使用。

皮をむいてワタに包まれたベルガモットをさらに剝き、果肉の状態にしてカット。
これは、ベルガモットの香りと柑橘らしい風味をジンにつけるためにたっぷりと使いました。

さらに今回はベルガモットの「葉」まで使用しています。

葉がこすれると…という話を聞いて、楽しみにしていたベルガモットリーフ。
山田オリーブ園さんから届いた葉っぱを香ってみると、そのままでは、あまり香りがしないのですが
少しもんでから香ると、ふわっとアールグレイの香りが…
そこで今回のジンにはすり鉢で軽くすりつぶし、香りを立たせたベルガモットリーフを使いました。

皮、実、葉、同じ蒸留方法ではそれぞれの香りが活かされないので、香りや味が出やすいようそれぞれ工夫して蒸留しています。

通年モデル「YASOGIN”150”」の透明感にベルガモットの爽やかな香りがぴったりとマッチして、
青々としたベルガモットが実る木の合間を縫う風のような、華やかな香りが広がるジンに仕上がっています。

発売は1月15日の予定です。
お楽しみに。