2022 Limited Ed. 06「バタフライピー」

毎年6月になると会社近くの紫陽花が、鮮やかな青色の装いで雨の中じっとしている。
この時期の空はいつも曇りなので、より一層その色に惹きつけられてしまう。
そこから田んぼを挟んだ所に行くとそれとはまた別の紫陽花が、今度は鮮やかな赤紫色だ。土壌の性質で色が変わるのを知ったのはいつ頃だろうか、ずいぶん昔のことかと思うが同じような色の変化をするバタフライピーを知ったのは、たしか数年前―

はい、そんなわけで6月のリミテッドエディション、バタフライピーを使用したジンについて今回は梅田がお届けいたします。
YASOが発売された初年度から夏が始まるころ発売しているので個人的には夏が来た!と感じさせてくれるジンです。

トニック割り(左)と炭酸割り(右)

トニックウォーターで割ることによって青色が赤紫色へ変化して見た目も楽しめます。
割材の酸度で色合いが変化するので炭酸水で割ると青色を維持します。
それもまた綺麗な色で良いです。

浸漬したジュニパーベリーの蒸留前

中身の方はと言いますとジュニパーベリーを通常より増やしています。(当社比2倍)
すり鉢で軽く擂ったジュニパーベリーと24時間ベーススピリッツに浸漬させたジュニパーベリーを組み合わせています。

また、一部の原料は蒸気の通り道に設置した籠に入れて香り付けするのですが、原料を入れるタイミングを通常とは少し変えています。
バタフライピーを浸漬させることにより色が付きますが、若干味のニュアンスが変化するので先に述べた内容で通常よりもボディ感を出して調整しています。

浸漬後のバタフライピー


うちの蒸留チームはバタフライピーを使用するのは名探偵コナンの「ギスギスしたお茶会」から来ていると思っていたらしいですが……違います。
ジンを作るきっかけは名探偵コナンの登場人物のジンから来てますが笑

バタフライピーのYASOジン

雨の多いこの季節、グラスの中を鮮やかに彩ってみませんか?

発売日は6月11日(土)です。

6月はワールドジンデーに合わせて発売日を変更していますのでお気をつけて。
6月11日はインスタライブにて、乾杯リレーにも参加します。
お時間のある方は私達と一緒に乾杯しませんか?